Torah Readings

Weekly Torah portion

T1-01_0101-0608_isa4205-4310_B'reisheet

isa 4205-4310

42:05 主である神はこう言われる。神は天を創造して、これを広げ/地とそこに生ずるものを繰り広げ/その上に住む人々に息を与え/そこを歩く者に霊を与えられる。
42:06 主であるわたしは、恵みをもってあなたを呼び/あなたの手を取った。民の契約、諸国の光として/あなたを形づくり、あなたを立てた。
42:07 見ることのできない目を開き/捕らわれ人をその枷から/闇に住む人をその牢獄から救い出すために。
42:08 わたしは主、これがわたしの名。わたしは栄光をほかの神に渡さず/わたしの栄誉を偶像に与えることはしない。
42:09 見よ、初めのことは成就した。新しいことをわたしは告げよう。それが芽生えてくる前に/わたしはあなたたちにそれを聞かせよう。
42:10 新しい歌を主に向かって歌え。地の果てから主の栄誉を歌え。海に漕ぎ出す者、海に満ちるもの/島々とそこに住む者よ。
42:11 荒れ野とその町々よ。ケダル族の宿る村々よ、呼ばわれ。セラに住む者よ、喜び歌え。山々の頂から叫び声をあげよ。
42:12 主に栄光を帰し/主の栄誉を島々に告げ知らせよ。
42:13 主は、勇士のように出で立ち/戦士のように熱情を奮い起こし/叫びをあげ、鬨の声をあげ、敵を圧倒される。
42:14 わたしは決して声を立てず/黙して、自分を抑えてきた。今、わたしは子を産む女のようにあえぎ/激しく息を吸い、また息を吐く。
42:15 わたしは山も丘も廃虚とし、草をすべて枯らす。大河を島に変え、湖を干す。
42:16 目の見えない人を導いて知らない道を行かせ/通ったことのない道を歩かせる。行く手の闇を光に変え/曲がった道をまっすぐにする。わたしはこれらのことを成就させ/見捨てることはない。
42:17 偶像に依り頼む者/鋳た像に向かって/あなたたちがわたしたちの神、と言う者は/甚だしく恥を受けて退く。
42:18 耳の聞こえない人よ、聞け。目の見えない人よ、よく見よ。
42:19 わたしの僕ほど目の見えない者があろうか。わたしが遣わす者ほど/耳の聞こえない者があろうか。わたしが信任を与えた者ほど/目の見えない者/主の僕ほど目の見えない者があろうか。
42:20 多くのことが目に映っても何も見えず/耳が開いているのに、何も聞こえない。
42:21 主は御自分の正しさゆえに/教えを偉大なものとし、輝かすことを喜ばれる。
42:22 この民は略奪され、奪われ/皆、穴の中に捕らえられ、牢につながれている。略奪に遭っても、助け出す者はなく/奪われても、返せと言う者はない。
42:23 あなたたちの中にこれを聞き取る者があるか。後の日のために注意して聞く者があるか。
42:24 奪う者にヤコブを渡し/略奪する者にイスラエルを渡したのは誰か。それは主ではないか/この方にわたしたちも罪を犯した。彼らは主の道に歩もうとせず/その教えに聞き従おうとしなかった。
42:25 主は燃える怒りを注ぎ出し/激しい戦いを挑まれた。その炎に囲まれても、悟る者はなく/火が自分に燃え移っても、気づく者はなかった。

43:01 ヤコブよ、あなたを創造された主は/イスラエルよ、あなたを造られた主は/今、こう言われる。恐れるな、わたしはあなたを贖う。あなたはわたしのもの。わたしはあなたの名を呼ぶ。
43:02 水の中を通るときも、わたしはあなたと共にいる。大河の中を通っても、あなたは押し流されない。火の中を歩いても、焼かれず/炎はあなたに燃えつかない。
43:03 わたしは主、あなたの神/イスラエルの聖なる神、あなたの救い主。わたしはエジプトをあなたの身代金とし/クシュとセバをあなたの代償とする。
43:04 わたしの目にあなたは価高く、貴く/わたしはあなたを愛し/あなたの身代わりとして人を与え/国々をあなたの魂の代わりとする。
43:05 恐れるな、わたしはあなたと共にいる。わたしは東からあなたの子孫を連れ帰り/西からあなたを集める。
43:06 北に向かっては、行かせよ、と/南に向かっては、引き止めるな、と言う。わたしの息子たちを遠くから/娘たちを地の果てから連れ帰れ、と言う。
43:07 彼らは皆、わたしの名によって呼ばれる者。わたしの栄光のために創造し/形づくり、完成した者。
43:08 引き出せ、目があっても、見えぬ民を/耳があっても、聞こえぬ民を。
43:09 国々を一堂に集わせ、すべての民を集めよ。彼らの中に、このことを告げ/初めからのことを聞かせる者があろうか。自分たちの証人を立て、正しさを示し/聞く者に、そのとおりだ、と/言わせうる者があろうか。
43:10 わたしの証人はあなたたち/わたしが選んだわたしの僕だ、と主は言われる。あなたたちはわたしを知り、信じ/理解するであろう/わたしこそ主、わたしの前に神は造られず/わたしの後にも存在しないことを。

T1-01_0101-0608

01:01 初めに、神は天地を創造された。
01:02 地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。
01:03 神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。
01:04 神は光を見て、良しとされた。神は光と闇を分け、
01:05 光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第一の日である。
01:06 神は言われた。「水の中に大空あれ。水と水を分けよ。」
01:07 神は大空を造り、大空の下と大空の上に水を分けさせられた。そのようになった。
01:08 神は大空を天と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第二の日である。
01:09 神は言われた。「天の下の水は一つ所に集まれ。乾いた所が現れよ。」そのようになった。
01:10 神は乾いた所を地と呼び、水の集まった所を海と呼ばれた。神はこれを見て、良しとされた。
01:11 神は言われた。「地は草を芽生えさせよ。種を持つ草と、それぞれの種を持つ実をつける果樹を、地に芽生えさせよ。」そのようになった。
01:12 地は草を芽生えさせ、それぞれの種を持つ草と、それぞれの種を持つ実をつける木を芽生えさせた。神はこれを見て、良しとされた。
01:13 夕べがあり、朝があった。第三の日である。
01:14 神は言われた。「天の大空に光る物があって、昼と夜を分け、季節のしるし、日や年のしるしとなれ。
01:15 天の大空に光る物があって、地を照らせ。」そのようになった。
01:16 神は二つの大きな光る物と星を造り、大きな方に昼を治めさせ、小さな方に夜を治めさせられた。
01:17 神はそれらを天の大空に置いて、地を照らさせ、
01:18 昼と夜を治めさせ、光と闇を分けさせられた。神はこれを見て、良しとされた。
01:19 夕べがあり、朝があった。第四の日である。
01:20 神は言われた。「生き物が水の中に群がれ。鳥は地の上、天の大空の面を飛べ。」
01:21 神は水に群がるもの、すなわち大きな怪物、うごめく生き物をそれぞれに、また、翼ある鳥をそれぞれに創造された。神はこれを見て、良しとされた。
01:22 神はそれらのものを祝福して言われた。「産めよ、増えよ、海の水に満ちよ。鳥は地の上に増えよ。」
01:23 夕べがあり、朝があった。第五の日である。
01:24 神は言われた。「地は、それぞれの生き物を産み出せ。家畜、這うもの、地の獣をそれぞれに産み出せ。」そのようになった。
01:25 神はそれぞれの地の獣、それぞれの家畜、それぞれの土を這うものを造られた。神はこれを見て、良しとされた。
01:26 神は言われた。「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。」
01:27 神は御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。
01:28 神は彼らを祝福して言われた。「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。」
01:29 神は言われた。「見よ、全地に生える、種を持つ草と種を持つ実をつける木を、すべてあなたたちに与えよう。それがあなたたちの食べ物となる。
01:30 地の獣、空の鳥、地を這うものなど、すべて命あるものにはあらゆる青草を食べさせよう。」そのようになった。
01:31 神はお造りになったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良かった。夕べがあり、朝があった。第六の日である。

02:01 天地万物は完成された。
02:02 第七の日に、神は御自分の仕事を完成され、第七の日に、神は御自分の仕事を離れ、安息なさった。
02:03 この日に神はすべての創造の仕事を離れ、安息なさったので、第七の日を神は祝福し、聖別された。
02:04 これが天地創造の由来である。主なる神が地と天を造られたとき、
02:05 地上にはまだ野の木も、野の草も生えていなかった。主なる神が地上に雨をお送りにならなかったからである。また土を耕す人もいなかった。
02:06 しかし、水が地下から湧き出て、土の面をすべて潤した。
02:07 主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。
02:08 主なる神は、東の方のエデンに園を設け、自ら形づくった人をそこに置かれた。
02:09 主なる神は、見るからに好ましく、食べるに良いものをもたらすあらゆる木を地に生えいでさせ、また園の中央には、命の木と善悪の知識の木を生えいでさせられた。
02:10 エデンから一つの川が流れ出ていた。園を潤し、そこで分かれて、四つの川となっていた。
02:11 第一の川の名はピションで、金を産出するハビラ地方全域を巡っていた。
02:12 その金は良質であり、そこではまた、琥珀の類やラピス・ラズリも産出した。
02:13 第二の川の名はギホンで、クシュ地方全域を巡っていた。
02:14 第三の川の名はチグリスで、アシュルの東の方を流れており、第四の川はユーフラテスであった。
02:15 主なる神は人を連れて来て、エデンの園に住まわせ、人がそこを耕し、守るようにされた。
02:16 主なる神は人に命じて言われた。「園のすべての木から取って食べなさい。
02:17 ただし、善悪の知識の木からは、決して食べてはならない。食べると必ず死んでしまう。」
02:18 主なる神は言われた。「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう。」
02:19 主なる神は、野のあらゆる獣、空のあらゆる鳥を土で形づくり、人のところへ持って来て、人がそれぞれをどう呼ぶか見ておられた。人が呼ぶと、それはすべて、生き物の名となった。
02:20 人はあらゆる家畜、空の鳥、野のあらゆる獣に名を付けたが、自分に合う助ける者は見つけることができなかった。
02:21 主なる神はそこで、人を深い眠りに落とされた。人が眠り込むと、あばら骨の一部を抜き取り、その跡を肉でふさがれた。
02:22 そして、人から抜き取ったあばら骨で女を造り上げられた。主なる神が彼女を人のところへ連れて来られると、
02:23 人は言った。「ついに、これこそ/わたしの骨の骨/わたしの肉の肉。これをこそ、女(イシャー)と呼ぼう/まさに、男(イシュ)から取られたものだから。」
02:24 こういうわけで、男は父母を離れて女と結ばれ、二人は一体となる。
02:25 人と妻は二人とも裸であったが、恥ずかしがりはしなかった。

03:01 主なる神が造られた野の生き物のうちで、最も賢いのは蛇であった。蛇は女に言った。「園のどの木からも食べてはいけない、などと神は言われたのか。」
03:02 女は蛇に答えた。「わたしたちは園の木の果実を食べてもよいのです。
03:03 でも、園の中央に生えている木の果実だけは、食べてはいけない、触れてもいけない、死んではいけないから、と神様はおっしゃいました。」
03:04 蛇は女に言った。「決して死ぬことはない。
03:05 それを食べると、目が開け、神のように善悪を知るものとなることを神はご存じなのだ。」
03:06 女が見ると、その木はいかにもおいしそうで、目を引き付け、賢くなるように唆していた。女は実を取って食べ、一緒にいた男にも渡したので、彼も食べた。
03:07 二人の目は開け、自分たちが裸であることを知り、二人はいちじくの葉をつづり合わせ、腰を覆うものとした。
03:08 その日、風の吹くころ、主なる神が園の中を歩く音が聞こえてきた。アダムと女が、主なる神の顔を避けて、園の木の間に隠れると、
03:09 主なる神はアダムを呼ばれた。「どこにいるのか。」
03:10 彼は答えた。「あなたの足音が園の中に聞こえたので、恐ろしくなり、隠れております。わたしは裸ですから。」
03:11 神は言われた。「お前が裸であることを誰が告げたのか。取って食べるなと命じた木から食べたのか。」
03:12 アダムは答えた。「あなたがわたしと共にいるようにしてくださった女が、木から取って与えたので、食べました。」
03:13 主なる神は女に向かって言われた。「何ということをしたのか。」女は答えた。「蛇がだましたので、食べてしまいました。」
03:14 主なる神は、蛇に向かって言われた。「このようなことをしたお前は/あらゆる家畜、あらゆる野の獣の中で/呪われるものとなった。お前は、生涯這いまわり、塵を食らう。
03:15 お前と女、お前の子孫と女の子孫の間に/わたしは敵意を置く。彼はお前の頭を砕き/お前は彼のかかとを砕く。」
03:16 神は女に向かって言われた。「お前のはらみの苦しみを大きなものにする。お前は、苦しんで子を産む。お前は男を求め/彼はお前を支配する。」
03:17 神はアダムに向かって言われた。「お前は女の声に従い/取って食べるなと命じた木から食べた。お前のゆえに、土は呪われるものとなった。お前は、生涯食べ物を得ようと苦しむ。
03:18 お前に対して/土は茨とあざみを生えいでさせる/野の草を食べようとするお前に。
03:19 お前は顔に汗を流してパンを得る/土に返るときまで。お前がそこから取られた土に。塵にすぎないお前は塵に返る。」
03:20 アダムは女をエバ(命)と名付けた。彼女がすべて命あるものの母となったからである。
03:21 主なる神は、アダムと女に皮の衣を作って着せられた。
03:22 主なる神は言われた。「人は我々の一人のように、善悪を知る者となった。今は、手を伸ばして命の木からも取って食べ、永遠に生きる者となるおそれがある。」
03:23 主なる神は、彼をエデンの園から追い出し、彼に、自分がそこから取られた土を耕させることにされた。
03:24 こうしてアダムを追放し、命の木に至る道を守るために、エデンの園の東にケルビムと、きらめく剣の炎を置かれた。

04:01 さて、アダムは妻エバを知った。彼女は身ごもってカインを産み、「わたしは主によって男子を得た」と言った。
04:02 彼女はまたその弟アベルを産んだ。アベルは羊を飼う者となり、カインは土を耕す者となった。
04:03 時を経て、カインは土の実りを主のもとに献げ物として持って来た。
04:04 アベルは羊の群れの中から肥えた初子を持って来た。主はアベルとその献げ物に目を留められたが、
04:05 カインとその献げ物には目を留められなかった。カインは激しく怒って顔を伏せた。
04:06 主はカインに言われた。「どうして怒るのか。どうして顔を伏せるのか。
04:07 もしお前が正しいのなら、顔を上げられるはずではないか。正しくないなら、罪は戸口で待ち伏せており、お前を求める。お前はそれを支配せねばならない。」
04:08 カインが弟アベルに言葉をかけ、二人が野原に着いたとき、カインは弟アベルを襲って殺した。
04:09 主はカインに言われた。「お前の弟アベルは、どこにいるのか。」カインは答えた。「知りません。わたしは弟の番人でしょうか。」
04:10 主は言われた。「何ということをしたのか。お前の弟の血が土の中からわたしに向かって叫んでいる。
04:11 今、お前は呪われる者となった。お前が流した弟の血を、口を開けて飲み込んだ土よりもなお、呪われる。
04:12 土を耕しても、土はもはやお前のために作物を産み出すことはない。お前は地上をさまよい、さすらう者となる。」
04:13 カインは主に言った。「わたしの罪は重すぎて負いきれません。
04:14 今日、あなたがわたしをこの土地から追放なさり、わたしが御顔から隠されて、地上をさまよい、さすらう者となってしまえば、わたしに出会う者はだれであれ、わたしを殺すでしょう。」
04:15 主はカインに言われた。「いや、それゆえカインを殺す者は、だれであれ七倍の復讐を受けるであろう。」主はカインに出会う者がだれも彼を撃つことのないように、カインにしるしを付けられた。
04:16 カインは主の前を去り、エデンの東、ノド(さすらい)の地に住んだ。
04:17 カインは妻を知った。彼女は身ごもってエノクを産んだ。カインは町を建てていたが、その町を息子の名前にちなんでエノクと名付けた。
04:18 エノクにはイラドが生まれた。イラドはメフヤエルの父となり、メフヤエルはメトシャエルの父となり、メトシャエルはレメクの父となった。
04:19 レメクは二人の妻をめとった。一人はアダ、もう一人はツィラといった。
04:20 アダはヤバルを産んだ。ヤバルは、家畜を飼い天幕に住む者の先祖となった。
04:21 その弟はユバルといい、竪琴や笛を奏でる者すべての先祖となった。
04:22 ツィラもまた、トバル・カインを産んだ。彼は青銅や鉄でさまざまの道具を作る者となった。トバル・カインの妹はナアマといった。
04:23 さて、レメクは妻に言った。「アダとツィラよ、わが声を聞け。レメクの妻たちよ、わが言葉に耳を傾けよ。わたしは傷の報いに男を殺し/打ち傷の報いに若者を殺す。
04:24 カインのための復讐が七倍なら/レメクのためには七十七倍。」
04:25 再び、アダムは妻を知った。彼女は男の子を産み、セトと名付けた。カインがアベルを殺したので、神が彼に代わる子を授け(シャト)られたからである。
04:26 セトにも男の子が生まれた。彼はその子をエノシュと名付けた。主の御名を呼び始めたのは、この時代のことである。

05:01 これはアダムの系図の書である。神は人を創造された日、神に似せてこれを造られ、
05:02 男と女に創造された。創造の日に、彼らを祝福されて、人と名付けられた。
05:03 アダムは百三十歳になったとき、自分に似た、自分にかたどった男の子をもうけた。アダムはその子をセトと名付けた。
05:04 アダムは、セトが生まれた後八百年生きて、息子や娘をもうけた。
05:05 アダムは九百三十年生き、そして死んだ。
05:06 セトは百五歳になったとき、エノシュをもうけた。
05:07 セトは、エノシュが生まれた後八百七年生きて、息子や娘をもうけた。
05:08 セトは九百十二年生き、そして死んだ。
05:09 エノシュは九十歳になったとき、ケナンをもうけた。
05:10 エノシュは、ケナンが生まれた後八百十五年生きて、息子や娘をもうけた。
05:11 エノシュは九百五年生き、そして死んだ。
05:12 ケナンは七十歳になったとき、マハラルエルをもうけた。
05:13 ケナンは、マハラルエルが生まれた後八百四十年生きて、息子や娘をもうけた。
05:14 ケナンは九百十年生き、そして死んだ。
05:15 マハラルエルは六十五歳になったとき、イエレドをもうけた。
05:16 マハラルエルは、イエレドが生まれた後八百三十年生きて、息子や娘をもうけた。
05:17 マハラルエルは八百九十五年生き、そして死んだ。
05:18 イエレドは百六十二歳になったとき、エノクをもうけた。
05:19 イエレドは、エノクが生まれた後八百年生きて、息子や娘をもうけた。
05:20 イエレドは九百六十二年生き、そして死んだ。
05:21 エノクは六十五歳になったとき、メトシェラをもうけた。
05:22 エノクは、メトシェラが生まれた後、三百年神と共に歩み、息子や娘をもうけた。
05:23 エノクは三百六十五年生きた。
05:24 エノクは神と共に歩み、神が取られたのでいなくなった。
05:25 メトシェラは百八十七歳になったとき、レメクをもうけた。
05:26 メトシェラは、レメクが生まれた後七百八十二年生きて、息子や娘をもうけた。
05:27 メトシェラは九百六十九年生き、そして死んだ。
05:28 レメクは百八十二歳になったとき、男の子をもうけた。
05:29 彼は、「主の呪いを受けた大地で働く我々の手の苦労を、この子は慰めてくれるであろう」と言って、その子をノア(慰め)と名付けた。
05:30 レメクは、ノアが生まれた後五百九十五年生きて、息子や娘をもうけた。
05:31 レメクは七百七十七年生き、そして死んだ。
05:32 ノアは五百歳になったとき、セム、ハム、ヤフェトをもうけた。

06:01 さて、地上に人が増え始め、娘たちが生まれた。
06:02 神の子らは、人の娘たちが美しいのを見て、おのおの選んだ者を妻にした。
06:03 主は言われた。「わたしの霊は人の中に永久にとどまるべきではない。人は肉にすぎないのだから。」こうして、人の一生は百二十年となった。
06:04 当時もその後も、地上にはネフィリムがいた。これは、神の子らが人の娘たちのところに入って産ませた者であり、大昔の名高い英雄たちであった。
06:05 主は、地上に人の悪が増し、常に悪いことばかりを心に思い計っているのを御覧になって、
06:06 地上に人を造ったことを後悔し、心を痛められた。
06:07 主は言われた。「わたしは人を創造したが、これを地上からぬぐい去ろう。人だけでなく、家畜も這うものも空の鳥も。わたしはこれらを造ったことを後悔する。」
06:08 しかし、ノアは主の好意を得た。